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Channel: いつみくんの日々
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三菱 DIATONE JR-311 ラジカセ

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三菱のダイヤトーンブランドのラジカセ、JR-311です。

マイナーな三菱のラジカセ。デザイン的に80年前後でしょうか。

三菱ではお馴染みの「JEAGAM」ではなくオーディオブランドの「DIATONE」です。

これ、祖母が使っていたラジカセで、私も小さい頃によく使っていた機種です。

私がラジカセに興味を持ち始めた頃にはもう処分されてしまっていて、とても残念でした。

この度何かの縁で私の元へやってきました。

 

大径2wayスピーカー。

実測してみるとウーファーのコーン直径が約110mm、ツイーターが約30mmでした。

ツイーターはオマケではなく耳を近づけるとしっかり音が聴こえます。

ツイーター部の飾りが某スリーポインテッドスターに似ているのが特徴。

ガキの私はベンツベンツ言ってました。

今思えばスリーダイヤなのかも?うーんやっぱりベンツですね。笑

 

操作系はメカ式の普通のラジカセです。前後1曲のみですが頭出しが付いているのが特徴。

 

セレクター、ファンクション切り替えはメッキで高級感があります。

DIATONEも金色です。

 

3連ツマミ。

ここもピカピカメッキ仕様でカッコいいです。ガリも発生してません。

ミキシング音量のソース~マイクの音量配分ツマミ。これすごい覚えてます。

音量を最大、そしてミキシングをマイク側に振ると音量ツマミとしても機能します。

だから「ソース」=大音量という謎理論がこのラジカセで植えつけられました。

 

安い機種だと思いますが、前記のように頭出しが付いてます。

わざわざ専用ロゴと「MUSIC SELECT SENSOR」と書いてあるのがイイですね。

珍しく名称を略していないですね。ナショナルの「TPS」、ソニーの「AMS」等。

 

カセットテープ再生中。

上の2WAY SPEAKER SYSEMが立体ロゴです。凝ってるなぁ。

 

ノーマルテープ専用。

オートシャットオフは再生時のみ働くようです。

 

テープカウンターも動作します。DIATONE!!!

 

チューニングスケールは大型でワイドFM対応。

ワイドFM目的で新しいラジオを買う必要なんてありません。

 

右側面にラジオのチューニング、マイク端子、イヤホン端子、DC9V、AC入力があります。

スピーカー出力や外部入力はありません。

 

後姿。

残念なことに電池室のフタが欠品してます。

単一電池6本使用。

 

消費電力9W、日本製。

 

こういうイラストが昭和ですね。

 

令和5年にこれでAMラジオを聞くという贅沢。

昔のモノラルラジカセらしい、耳当たりの良い音です。

大径の2wayでモノラル。厚みのある音で聴きやすいですね。

ピュア志向ではありませんが、決して安っぽい音ではありません。

トーンコントロールも安定して効きますし、ミュージックテープの再生も不満無くこなします。

何せ雰囲気が最高です。お金で買えない価値。

 

私が生まれるずっと昔からあったラジカセです。

これで演歌のテープを流したり、HBCラジオを聞いたりと思い出のラジカセです。

高校生くらいからラジカセに興味を持ちだしてから気になったが、機種もメーカーも分からない。

あの「ベンツのラジカセ」は何だったのだろうと思っていたら見つかりました。

基本的にお世話になってる東芝系の店から買っているはずなのに、意外なことに三菱なんです。

多分東芝だろうと思って探しても、記憶に残っているラジカセは無い。。。

ダイヤトーンのマイナーな機種。よくぞ残っていたと感心します。

 

全く情報の無い機種なので、取り上げるのは当ブログが初になるかと思われます。

参考までに手元にある同世代のナショナル「RX-1550」(手前)と。

 

ナショナルRX-1550(1980年発売・16,800円)より一回り大きく、明らかにグレードは上です。

筐体の造り、メッキパーツの多さなど、各社に多かった20,600円クラス?と予想します。

 


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