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Channel: いつみくんの日々
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新品のスタッドレス

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9月の半ばになり、昼間は暑いものの朝は冷え込むようになってきました。

9/23早朝。11℃の表示。

 

もう早スタッドレスタイヤの話題になりますが、

今年の冬はトーヨータイヤの「Winter TRANPATH TX」を装着します。

どういったものかというと、ミニバン専用スタッドレスです。

「ふらつきを抑えた安定感のある走りと、進化したアイス性能をそなえた、ハイト系専用スタッドレス!」

とのことです。

ミニバン専用タイヤをセダンに履かせるには正直どうなの?という疑問がありましたが

以前、前2本だけ間に合わせの中古を履いていたことがあり、結構良かったので今回は新品を入れることに。

 

サイズは215/65R15と純正指定より1サイズアップです。これが今回の目的。

17系クラウン・マジェスタの純正サイズになります。マジェスタ純正ならロイヤルでもイケるかも?

これの外径は661mmと純正の205幅より14mmアップ。195幅と比べると26mmもアップ。

悪路走破性向上を狙っての購入でもあります。また幅広になることで安定感もアップしそう。

サイズ変更はタイヤの種類でも外径に多少バラツキがあるため、メーカーのHPでチェックしましょう。

例えばダンロップの「WINTER MAXX 03」の同サイズは外径669mmとなります。

 

新品未使用ですが、製造が2017年とちょっと古いためお安くゲット。

去年買ってすぐ組んでもらって1年以上寝かせていました。

新品とはいえ製造年数も古いため、今年使うことにしました。

古くても新品なら大丈夫でしょう!

 

左右非対称パターン。右側がOUTSIDE。

溝が深くブロックも大きめでミニバン・SUV向けっぽさがあります。

真ん中の縦長ブロックがトーヨータイヤ感がありますね。

 

アマゾンで中華製のタイヤ硬度計を買ってみたので計測。

装着前にやりたかったが、硬度計の存在を忘れていて約1000km走行後に計測しています。

 

外側のブロックで53前後。

 

中心のブロックで50前後。

 

内側のブロックで46前後。

測る場所や硬度計の当て方でも変化するのでおおよその平均値です。

メーカーHPでも内側と外側で硬さを変えていると書いてあるので、その通りになりました。

2017年製造とはいえ、柔軟性を保っています。

ちなみに2020年製造のミシュランX-ICE SNOWは60前後です。それでも効きます。

 

ハンドルを切った時のクリアランス。

外径661mmタイヤで目測で8mmくらいの余裕があります。

ホイールは純正の6.5JJ幅、オフセット+50です。

組み合わせるホイールの違いでも干渉する可能性があるため、あくまで目安です。

 

分かりにくいですが、反対側もまだ余裕があります。

内部にも干渉はありません。

 

装着から160km走行後。少し汚れただけで新品同様ですね。

まだ製造時の青いラインも残ってます。

 

ホイールは17系ロイヤル純正の15インチ。

 

純正6.5Jホイールに215幅でボリューム感のある見た目になりました。

同じホイールに195幅を履かせてた時のスッキリ感も捨てがたい。

 

まだ雪の無い乾燥路面を走った感想です。

せっかくの新品タイヤですので、最初は慣らしから始めましょう。

慣らし運転について、トーヨータイヤでは時速80km以下で100km以上走行。とのことです。

当初のイメージはミニバン専用らしく固めな乗り味で、走行音も煩そうと思ってました。

それが想定外なソフトで快適な乗り心地です。それでいて剛性もあり、コーナーでタイヤが負ける感じもありません。

北海道特有?のハイスピードで流れている峠道でも安心して楽しく走れるスタッドレスです。

走行音もスタッドレス特有のノイズがあるかと思えば、全然静かなんです。

90km/hを超える高速域になるとスタッドレスらしい音は感じますが、普通の速度域なら十分静かです。

これには驚きました。それまで履いていたプレミアムタイヤのADVAN dBより静かなのではと感じます。

(ADVANは中古ですので劣化もあると思います)

昔履いていたヨコハマのアイスガードIG50は夏タイヤから交換すると明らかに煩かった。

215/65R15という幅広でサイドの分厚いサイズが良い影響を与えている可能性もありますが、ポテンシャルの高さは凄い。

当たり前ですがウエット性能は低いので、雨降りに夏タイヤ感覚で走っているとABSが作動することがあります。

 

・215/65R15というサイズについて。

初代エルグランド、17系までのマジェスタ、エスティマ・ルシーダ/エミーナ等の純正サイズになります。

この車種ラインナップからを見て分かるように、現在の選択肢がかなり少ないです。

トーヨータイヤでは「TRANPATH mpZ」、スタッドレスは「Winter TRANPATH TX」のみ。

ブリヂストンでは「REGNO」から2種と「Playz PX-RV」。スタッドレスは最新の「VRX3」のみ。

ダンロップでは「エナセーブ」から2種、スタッドレスは最新の「WM03」のみ。

ヨコハマタイヤは「ブルーアース」から2種、スタッドレスは最新の「ice GUARD7」のみ。

※2023年9月現在。当社調べ。

もうどこのメーカーも力を入れていないサイズとも言えます。同サイズに貨物用もあるので注意。

15インチに拘らなければ、16インチの「215/60R16」が後継と言えそうです。

外径もほぼ同じで、同じトーヨー・TRANPATHの場合664mmと3mmアップするだけです。

これはメジャーなサイズなので、各社豊富にラインナップされています。18系以降のクラウンもそのサイズ。

出先でのパンクなどを考慮したら珍しいサイズはオススメ出来ません。分かっていての選択です。

何とかたどり着いた先のオートバックスとかに置いてない可能性もあり得ます。

 

何だかんだ言ってもロイヤル純正の15インチが17クラウンの顔だと思うのです。

実はこのホイール、センターキャップが王冠からトヨタマークに変更された版が

ブレビスやアルテッツァにも採用されていたりします。


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