前回書きましたCFD-700のサブウーファーのエッジ問題。ユニットが届いたので交換してみました。
調達したのは定番のフォステクス。
FOSTEX P800K 8cmFULL RANGE SPEAKER。
価格も手頃な「かんすぴ」シリーズのユニット。1,274円也。
フレーム寸法やマグネットのサイズを調べ、これがベストと判断。
最大24W、定格8W、8Ωとラジカセのウーファーとしては十分なスペックでしょう。
オリジナルユニットと同じゴムエッジになります。
スゲー平凡なユニットですねw
姉妹品に「PW80K」というのがあり、そちらはウーファー用として出ています。
用途的にそちらの方がマッチしそうですが、フレームの形状が違い収まりに問題が出そうなので止めました。
収まる位置に仮に置いてみる。ピッタリではないか。
ネジ穴の位置が微妙に違うけど、何とかなるかな。
ダイソーの鉄鋼ドリルでグリグリ穴を広げていく作戦。
ネジ穴が合わない問題はドリルで解決。鉄粉がスゴいことになってますw
左が拡張後。穴が何となく楕円っぽくなっています。これくらいで十分。
ダイソーで揃えた半田セットで交換していきましょう。
ハンダゴテは30Wで540円。数年前に買った時は420円だった気がする・・・
吸い取り器とスタンドは216円。ハンダは108円。
オリジナルの配線をメモ。赤が-のようです。間違えそうになる。
本体とユニットの間に紙製のパッキンが挟まっているのがバブルなんですねぇ。
最大17W。自社製ウーファーユニット。
外れたので並べてみる。フルレンジ用とウーファー用との違いでしょうか。
フレームはほぼ同じですが、ソニーの方がコーン実径が大きいようです。
何年かぶりの半田作業。とりあえず接合出来ました。
P800K in DoDeCaHORN CD。
「かんすぴ」の箱に入れられて、軽快に音楽を再生するだったP800K・・・
彼はどこで人生を間違えたのだろうか。いま、ドデカホーンにエントリー。
重低音取り戻した?ドデカホーンCFD-700。
サブウーファーもそうですが、純正フルレンジユニットの性能が高い。
ウーファーユニットを交換してみての感想ですが
交換直後だと「P800K」では正直力不足と感じました。純正ユニットと比べ定格入力では上回っているものの、
強い重低音が大入力されるとビリつきが発生します。結構ビリビリ鳴るので不良品かと思った。
数時間鳴らしたのでエージング効果?で大分ビリつきも低減されましたが、ユニットに耳を近づけると微かに聴き取れます。
それ以外は交換前のボロボロエッジユニットより、ずっと自然な音です。
ドデカホーンの内部は普通のバスレフではなく音響迷路的な構造なので、相性の問題もあるのだと思います。
まあ、メーカーも想定していない用途外使用なので文句は言えません。
そんなこと言っても普通に音楽を聴いている分にはウーファーのビリつきも気にならないレベルです。
前記の通り、微かに聞こえる程度なので音楽にかき消されてしまうということです。
重低音の強い曲を大音量にするとかさえしなければビリビリは気になりません。
古いラジカセのエッジが崩壊してしまった時にはユニットごと交換してしまうのが一番手軽かも知れません。
オリジナルの状態に拘らなければ、この「かんすぴ」のユニットは手頃で便利ですね。
サブウーファーユニットの交換にはやっぱ「PW80K」の方が向いていると思います。多分。寸法的に大丈夫ならそちらですね。