ソニーのドデカホーンことCFD-700。またしてもウーファーユニット交換です。
1989年登場のCFD-700、
オリジナルのウーファーエッジが経年劣化で崩壊してしまいました。
そのため昨年、Fostexの「P800K」に交換しています。
記事にしているので検索すれば出てきますが、やっぱりオリジナルのユニットと比べてパワー不足を感じるのです。
「P800K」はフルレンジ用として設計されているので、重低音は苦手なのかも。
そこで
ウーファー用として出ている姉妹品の「PW80K」を買ってみました。
値段もほぼ同じなので、「P800K」と最後まで迷った商品です。
フレームの形状が違っていて、微妙に干渉しそうで止めた覚えがあります。
でもずっと気になっていて、どうにかなるだろう精神で購入。
PW80Kを見ていきます。
センタードームも大きくウーファー用らしいコーン形状ですね。
ネジ穴が楕円なのがうれしい。
8Ω最大24W
Wooferと表記されている。これは間違いないでしょう。
CFD-700に装着されている「P800K」とご対面。
元気にやっているようです。
取り外して並べてみる。
左:P800K、右:PW80K
ネットで見る分には姉妹品かと思ってましたが、エッジの素材からして違います。
「800K」はゴムエッジ、「80K」はウレタンエッジ。
フレームの形状も違えばコーンの形状も違う。
同じ8cmユニットですが「PW80K」の方が実径が大きく見えます。
電気的なスペックは同じなんですね。
直接印刷か、シールかも違うし。
仮合わせ。
やっぱり恐れていたことが起こった。
フレームの形状が筐体側のツメに引っかかって収まらない!
まあ、何とかなりました。
四方のツメをカッターで削って無理やり収まるようにしましたw
ハンダで配線、付属の気密テープを貼って装着。
PW80Kを装着した様子。
普段はカバーをしてあるので見えませんが、ドデカホーンの背中はこうなっているのです。
「ドデカホーン方式」と命名されたこのシステムは、ラジカセの常識を覆しました。
すぐに他社も追随してサブウーファーを搭載し始め、CDの普及と重なりバブルラジカセへと発展したのでしょう。
そして音出し。
おお!違う。軽かった低音が一気に重みと深みが増しました。
他のバブルラジカセにも負けない重低音。
メーカーもサイズも同じ、値段もほぼ同じ。なのにこの違いは何なんだ・・・
やっぱり餅は餅屋ということなのでしょう。(フルレンジかウーファーか)
オリジナルの音は覚えていませんが、確実に近づいたと思います。
最初からPW80Kを買っておけばよかった!
後の祭りですが、CFD-700が本領発揮したようで今回の交換は大成功です。
これからどんどん使ってエージングが進むのが楽しみです。