ゴールデンウィークはステイホームですね。
入手以来、放置していた大物スピーカー、Aurex SS-215Wを設置しました。
設置した全景。
ダイヤトーンDS-25Bmkiiと入れ替えました。
トールボーイなので、自作スタンドは無しで人工大理石ボードの上に直接置いてます。
見たい目以上にヤニ汚れがひどく、掃除が大変でした。
サランネットは取り外し不可ですが、立体的な形状。
Aurexロゴは剥げやすいようです。
使用されているユニットは20cmウーファーに6cmツイーターの2wayです。
主流の木目調ではなく、グレー一色のボディは近未来感を表しているのでしょうか。
下には「巾木」が付いています。
70年代のセットコンポ品など安いスピーカーに多いですね。
それなりに高いスピーカーだと装備されません。
ターミナルと銘板。
単体だとMODEL SS-215となります。「W」はペア販売を意味するようです。
東京芝浦電気株式会社。
有名な情報サイトによると1976年発売、定価30,400円(ペア)だそうです。
しっかり設置して聴いてみると、密閉型らしい締まりのある音です。
最初は低音は少なめかなと思いましたが、箱の響きを上手く利用しているというのか
バスレフとは違った低音の出方ですね。重低音もしっかり表現します。
改めて聴くと低音は十分出ています。
高音は強めで、広がりより直進的な音ですね。デジタルソースでは鋭いほどの再生能力です。
CDが出るずっと前のスピーカーですので、アナログソースを前提に設計されているせいか、
カセットテープの音源がとても合うように感じました。
とても45年前のスピーカーとは思えない、現代でも通用するサウンドですね。
中古での価格の安さ、知名度の低さからずっとスルーしていた一品。
見た目がチープだったり、板厚が薄くて図体の割に軽かったり、巾木が付いてたり
マニア向けではありませんが、意外と実力派だったりと
多分、こういった隠れたスピーカーは結構あるのでしょうね。
見てきた中での最安値では500円~くらい。私が買ったのは2,200円でした。
ビクターのウッドコーンスピーカーも忘れずに設置。
こちらは小さいながら広がりのある音を鳴らします。SS-215Wとは正反対な現代っ子。
音のスケールでは完敗ですが、解像度の高い音です。
ついでにメインのCDプレイヤーをDENON「DCD-810」から「DCD-1300」に変更しました。
PMA-390REとDCD-1300。
昭和61年発売。令和3年でも元気よくデジタル・サウンドを聴かせます。
PMA-390REのリモコンでほぼ全ての操作出来るのがポイント。
入手時に74分以上で音飛びすると書いたと思いますが、80分近くでも普通に再生出来ます。
単にCDに傷が付いていて音飛びしていただけでした・・・
カセットデッキも新入りが増えており、
最近はSONY TC-WE475をメインに使ってます。
ソニー最後のカセットデッキで、2012年頃まで販売されてましたね。
ネットで実売1.6万円くらいだったのを覚えてます。
ドルビーB・C NR、HXpro、オートリバースと一通り揃ってます。
高年式で状態が良いのか、クリアな音ですね。
現行時はあまり見向きされて無かったデッキですが、十分な実力です。
とりあえず、SS-215Wの設置というイベントだけでゴールデンウィークは終わりです。
やるべきことはいっぱいありますが、毎年こんな感じですね~。