ブルーバードシルフィが来てから1年が経ちました。
購入時で10万km走行。現在は11万4千ちょいです。1年で結構走ってますね。
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曇天ですが、手洗い洗車+ワックス施工しているのでそれなりにキレイに見えます。
塗装は劣化しているのが分かります。特にボンネットと屋根。
手触りがドアなどと比べカサカサしていますし、
ボンネットだけ固形ワックスやコーティング剤の拭き取りが困難なムラが発生することがあります。
ムラが発生した時の対処法としてはコンパウンド入りのハンネリワックスを使うとムラが消えることが多いですね。
1年乗ったので、色々と書いていこうかなと思います。
2007年式でグレードは「15S」という最下位グレードで、1500ccのFFモデルなります。
前オーナーは純正ラジオしか付けておらず、当初CDすら聞けない車でした。
だから前オーナーさんは最低グレードで装備も最低限で十分という方なのかと思いきや、オプションのHIDライトが装着されていますw
HIDライト車は初めてですが、白い光がホワ~と明るくなるのが気に入ってます。オートレベリング機能も便利。
ボディは傷だらけ、ウォータースポットだらけなのに対し、ライトの黄ばみは発生していません。
タイヤ、バッテリー、エアコンガス、ワイパーなど消耗品は交換していますが、今のところ故障はありません。
タイヤは1500ccグレードの純正サイズが185/65R15になります。2000ccグレードだと195/65R15。
もちろん純正サイズが装着されていましたが、195/65R15に交換したところ見た目のイメージが変わりました。
185幅だと貧相に見えるのです。2000ccが中心のラインナップなので、メーカーが意図するのは195なのでしょう。
僅か1cmの差ですが、結構違います。外径も若干変わりますしね。
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4ATは変速ショックや低速時からの加速でギクシャクする場面があります。
フルレンジ電子制御オートマチック「E-ATx」というカッコいい名称がつけられている割に特別凄いとは感じません。
2000ccモデルだとCVTになるので、乗ったことはありませんがそれよりは自然かと思います。
オーソドックスな4速なのでしっかり「変速してる」感があります。
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グランドピアノをモチーフとした2段構造のダッシュボードが特徴。
先日書いたブツブツ発生問題さえなければ、このクラスとは思えない拘り。
なので後付け感満載のポータブルナビがダサい・・・
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メーターは他グレードと共通なのか、タコメーター下の警告灯に「4WD」の文字が薄っすら見える。
ハイビームランプ上には「SPORT」の文字が。恐らくCVT車だと光らせることが出来るのでしょう。
その代わりCVT車では「O/D OFF」が光らないのかな。用途的には同じですが。
ここは残念なポイントで、全グレードで光らないランプが薄っすら見えているのでしょうか・・・
ATで四駆なのはe-4WD搭載の「15M」だけです。上位グレードに乗ってる人からすると不満でしょうね。
1年での走行距離は14,500kmくらいです。
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オーディオは前の車から移設したカロッツェリアのDEH-970。
日本語表記出来て、機能豊富で音質重視な1DINオーディオはこれ一択の状況でしょう。
一般的なデッキよりちょっと高いですが、いい買い物だったと思います。
文字のフォントが10年前のガラケーレベルなのは仕方ないかもw
高級車ではないので、純正マルチはありません。自由に使える2DIN分のスペースがあるだけ。
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6ライトウィンドウと呼ばれる小窓が付いたタイプのリアウィンドウが気に入ってます。
当時の初代ティアナや初代フーガと共通のデザイン。あ、初代セフィーロも。
リアウィンドウに縦棒が無く、スッキリとした印象が得られます。ハードトップ風みたいな。
古くはスプリンターが6ライトウィンドウを採用していますね。カローラとは違う上級感を演出している?
このクルマに乗って不思議に思ったのが、同時期ティーダ/ティーダラティオと比べると圧倒的に見かけません。
それにしても現在でもティーダは多い。価格帯も近く、コンセントも似ているのですが・・・
たまに見かけるブルーバードシルフィは高齢オーナーが多いです。対象年齢60歳以上といったところでしょうか。
私のような若造が乗るクルマではないことは確かですね。だけどそこがいい。
動力性能は購入時にも書いたと思いますが、普通に走る分には1.5Lで十分でしょう。
ただし、峠の登坂車線で追い越しを掛ける時とかはパワー不足に感じます。上りで2速までシフトダウンすることもよくあります。
特にエアコン全開だと市街地でも出足の遅さが気になります。
ですが先代型スイフトの1.2Lより速いように感じます。車体の大きさが大分違いますが、300ccの差は大きいのか。
当たり前ですが高速走行時の安心感が軽自動車とは別世界です。
最下位グレードを思わせない装備、見た目はこのクルマの特徴とも言えます。
メッキパーツの使い方が上手いというか、グレードによる外見上の違いが無いため安っぽく見えない。
オートエアコン、電動格納ミラー、コーナリングランプ、照明付き灰皿と十分な装備。
よくある下位グレードの特徴が無いので、言われなければ全く分からないと思います。
あと、同時期の初代ティアナや初代フーガと似すぎているフォルム。多分興味の無い人なら間違えますね。
不満な点はほぼありませんが、気になる点を書きます。
・猛暑日ではエアコンの効きが弱いかな。エアコンガスを交換しましたが、若干良くなったかな程度。
・シートリフターが付いているのですが、最低まで下げてもまだ高い気がする。
これ以上高くする必要はないので、もっと低くなるようにして欲しいですね。
90年代のセダンのような地を這うに走ってる感覚は得られません。
・トランクスルーが付いているが、アームレスト部のみでリアシートを倒すことは出来ません。
フルフラットになれば自由度アップしますね。
・日産は全体的に4WDの設定が少なくて、北海道では訴求力が弱いと思います。現行のシルフィはFFのみ。
このG11型でも簡易的なe-4WDグレードが1つあるだけ・・・
本格的なフルタイム4WDとは言わなくても、4WDの設定があればもっとニーズに応えたクルマになるでしょう。
5ナンバーセダンとしてはやや大きめですが(全長4610mm)、運転しやすいですね。
軽自動車から乗り換えてもすぐに慣れます。たまにコンパクトカーに乗ると駐車が難しく感じます。
静粛性、安定性、ゆとり、心の余裕、全てにおいて現行の軽を上回っています。
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あくまでメインはBLUEBIRD。気持ち程度にSYLPHY。
先代の初代ブルーバードシルフィは当初「SYLPHY」の方が大きかったらしいですが、
2回のマイナーチェンジで最終型では文字の大きさが逆転したのだとかw
2代目になっても継続されているので、それだけ支持されていた車名なのでしょう。
1959年の登場以来、日本の大衆車をリードしていったブルーバード。
歴史ある車名が次々と消滅していった日産自動車。よく2012年まで残ったと感心します。
余談ですが、私が小さい時、父親がU12のディーゼルに乗ってました。
覚えているのはハードトップのATでFFくらい。めちゃくちゃ遅かったらしいですw
ハイパワー4WDなSSSアテーサとかの時代にこういうのもあったのです。
U12は歴代ブルーバードでもピークなんでしょうね。というか日本車全体のピークなのかも。
「走る、曲がる、止まる。そのどんな瞬間にも最高のクルマであって欲しい。」「ブルーバードが好きだ。」
こんな熱いコピー、現在の日産では無理でしょう。
母方、父方の両親がともに大昔ブルーバードに乗っていたそうで、孫の代に当る私も間に合いました。
だからか、現行のシルフィが出た時は寂しく思いましたね。ついに来たかと。
今はセダンが売れない時代、ファミリーカーは当然スライドドアのミニバンなんでしょうね。
以上、G11ブルーバードシルフィに乗ってみての感想でした。
個人的に発売時にCMに登場していた「セシルブルー」という水色っぽいカラーが好きです。
マイナーチェンジで無くなってしまったので不評だったのかと思いますが、上品なカラーですね。
一般的にはシニア向け5ナンバーセダンでしょうが、普通にいい車です。
室内、トランクも広くてファミリーカーとしても十分に使えると思います。
永遠のライバル、トヨタプレミオ・アリオンと共にこのクラスの車が続いて欲しいですね。
購入時に付いてきたポンコツスタッドレスタイヤは危険と判断したので増税前に注文しました。冬が楽しみ。