この間書いた10円の正体はこれ。
SANYO DC-DA82 MICRO COMPONENT SYSTEMです。
正式名称だとカッコいい気がするw
サンヨーのお手軽なCDコンポです。休みだったので掃除した勢いで記事にしてしまいました。
再生ボタンが擦り切れているが、CDの再生はスムーズですね。
アンバーなバックライトとそれを生かしたイルミネーションっぽい演出が安物っぽくないです。
これがブルーならチャチく見えると思う。
ディスプレイも大きく視認性良好。メッキのロータリーダイヤルは音量で、可変抵抗ではなく電子式。
ちょっと傷が目立つな・・・
上部にも操作キーが配備されています。
時計/タイマー、サラウンド、低音ブースト、サウンドと妙な充実ぶり。
サラウンドと低音ブーストは両方同時に効かせることが出来ます。
サウンドモードはPOP,CLAS,ROCK,JAZZから選択可能で、個人的にはPOPモードが一番バランスが良いと感じます。
CDはトップローディング。安いラジカセに多い。
見ての通り本体はディスクが入るだけの幅しかないのでコンパクト。
サーチするとコォォーンと独特なメカ音がします。
カセットデッキは近年のラジカセと同等。
ですが、バックライトの光源でカセットハウジングが照らされているのは巧い。
ガチャメカ式、ノーマルテープ専用、リバース無し。フルオートストップでもありません。
三洋テクノ・サウンド株式会社。消費電力25W。
スピーカー端子は独自のもので、純正スピーカーしか使えません。
光デジタル出力、写ってませんがRCAジャックのLINE INを装備。
この個体は2005年製。ウチにあったのは2007年製でした。モデル末期に購入したようです。
ちなみにラジオのアンテナはAMループアンテナ、FMはフィーダーアンテナを用いるタイプ。
しっかり「コンポ」してます。
リモコン。CDとラジオの操作が可能。型番RB-DA81。
スリープタイマーはリモコンでしか操作出来ないので、無いと不便かも。
10キー付きでそれなりの大きさで、その辺のCDラジカセより上級感がありますね。
「DA81」とあるように、先代モデルから変わっていないのでしょう。
スピーカー。サランネットは外れません。分離することに意味があるのです。
置き場所が自由になりますし、音の広がりを持たせたり。
ユニットはラジカセのスピーカーに毛が生えたレベルかな。
でも1万円程度のラジカセよりもずっと高音質です。
「made in CHINA」
カセットテープ再生中。TAPEと表示されるだけ。意外といい音です。
サンヨーが展開していた、お手軽コンポです。特に名称はありませんが、会社が無くなるまでモデルチェンジしていました。
最終型が2010年頃に登場した「DA84」だったと思います。確かリモコンのデザインも変更されていたような。
CDラジカセの発展版、スピーカーが分離するラジカセと思って良いでしょう。
実売は1万円程度で、他社には無いジャンルでした。あってもわけわからんメーカーとか・・・
2007年頃、親がこの「DA82」を購入しましたが、8,000円だったと言っていたのを覚えています。
当時中学生だった私にはとても高級品に見えたし、所謂「MDコンポ」が3万円ですから値段を聞いてウソだろ~と思いましたw
その後、私が使うようになってからバブルラジカセにハマり始めて、このコンポは処分してしまいましたが、
今使ってみると、値段の割によく出来たコンポだと思うのです。
ファンクションがTAPEの時に、CD再生ボタンを押すと自動的にファンクションがCDに切り替わり再生が始まるなど
細かい点ですが大手メーカー製らしい作り込みです。
音だって悪くない。バブルラジカセと比べるのは間違ってますし、同じ値段のCDラジカセと比べると断然こちらです。
サラウンドと低音ブーストをONにすれば、ヤンチャでパワフルなサウンドが楽しめますw
「DA80~DA84」まで5代に渡って存在していたようで、歴代モデルをコンプリートしたら面白いですね。
細々と続いていたシリーズですが後継機は存在しません。パナソニックでは無理なのでしょうか。
(調べてみると「SC-PM250」というのがこれに近いかも?カセットデッキ無しですが)