最近は2月とは思えない程暖かい日が多いですね。
本題です。
タイトルにもあります通り、テンパですよ。テンパ。
テンパータイヤのことです。あのクリーム色のホイールな応急用タイヤです。
使うことなど想像もしていなかったですが、この度お世話になることになってしまいました。
峠道を走行中、後方からカコン!と飛び石のような音が。
飛び石かあ、傷とか大丈夫かな?とか思いつつ走行を続ける。
数百メートル走ると、後方からバタバタと異音がし始めました。
おいおい、車が壊れるのは勘弁して欲しい。
減速し、駐車場を見つけたので降りて確認してみると
後輪が無惨な姿になっていました。
やっちまってますね。バーストです。
後輪だったのが幸いと思います。
前輪ならコントロールを失って事故の可能性も否定できません。
トランクの床下に格納されているテンパータイヤを装着。
平面ナットが使えるか気になって説明書を確認したところ、トヨタ純正ナットがそのまま使えます。
半年くらい前に空気圧を見ておいて大正解。
これでテンパータイヤが使い物にならなかったらロードサービスを呼ぶしかありません。
サイズはT135/80D16とのことで、かなり細い。
これ、子供の時から思っていたのですが、何でこんなにダサいんだろう。
せめてホイールの色をシルバーとか黒にすればいいのに。罰ゲームみたい。
多分、「早急に交換しろ」というメッセージだろうと解釈しています。
テンパータイヤはブリヂストン製でした。
製造は車体と同じ2003年ですが、凸の中に「BS」が入った旧ロゴが渋い。
BRIDGESTONEのフォントも旧タイプです。テンパでも「タイヤは生命を乗せている。」
人生初テンパですが、意外と普通に走れました。
速度や異音・異常に気を付け、速い車が来たらすぐに譲るように心がけるのと
家まで距離があるので、途中で何度かタイヤの確認と増し締めを行いました。
当然、スノー仕様ではありませんが、幸い雪道を走ることなく帰宅できました。
北海道の冬って主要道路は除雪がしっかり入るので思う以上に雪道が少ないのです。(住宅街を除く)
おまけに昼間は暖かいので、夏タイヤでも大丈夫かと思うレベルの道になります。
これがもし降雪直後や朝晩のアイスバーンだったら・・・恐ろしい。
前に乗っていたハスラーがそうですが、近年のクルマはテンパータイヤが装備されていないことが多いです。
(数値上の)燃費やらスペースやらコストやら環境問題やら理由を付けて省略していますが、これは必需品です。
果たして「パンク修理キット」なんて使い物になるのでしょうか。何の役にも立たないでしょう。
出来れば、標準サイズの「スペアタイヤ」があれば最高です。
2年前に購入した「BLIZZAK VRX」の最期はあっけなく終わってしまいました。
当然テンパのままでは危険なので、早急に新しいタイヤを購入します。
1本だけ新品にしても他の3本がかなり消耗しているので、結局4本になりそうです。
どの道、冬季の使用は今シーズンで終わりにした方が良いレベル。
北海道で装着率No.1のブリザック、私含めて信者の多いブランドです。
やっぱりBSは違う。BSだから止まれた。と絶大な信頼を持っている人が多いのです。
しかし、私のように走り回る人間には厳しいタイヤです。2シーズンで溝が終わりなのは痛い。
北海道では1年の半分以上がスタッドレス期間です。次はもう少し考える必要がありそうです。
幸いタイヤサイズが195/65R15とメジャーなサイズなので価格面でも有利で選択肢も多そうです。
BS程では無くてもアイス性能はもちろん、ドライ性能や耐久性も視野に入れていきましょう。
これは予想外の出費になってしまいそうです。
実は夏タイヤも買う予定でいたのですが、こちらは考え直す必要が出てきました。
とりあえず、テンパータイヤは必需品です。今回の一件で勉強になりました。