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クラウンに1年乗ってみての感想

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17クラウンがやってきて1年が経ちました。

1年乗ってみての感想を書いていきたいと思います。

 

JZS173型クラウンのロイヤルエクストラ fourです。平成15年式の後期型。

納車されて1年で25,000km以上走りました。

歴代の車でも圧倒的に走ってます。今までの倍近い距離です。

この型では数少ない純正フェンダーミラー仕様なのが特徴。

 

車内からフェンダーミラーはこのように見えます。

 

ダッシュボード上はポータブルナビやレーダー探知機でゴチャゴチャしていますが、

フェンダーミラーは視認性が良く、目線を移さなくても後方が確認出来るのが最大のメリット。

 

全長4820mm、全幅1765mmとそこそこに大きいクルマですが、意外と運転はしやすいのです。

四駆でありながらFRベースらしく、ハンドルの切れ角も大きく小回りが効きます。

ボディ全体が角ばっているのと、フェンダーミラー、マーカーが目印になるのもポイントです。

狭い駐車場でもクラウンは日本向けのサルーンなんだと実感します。

 

2500cc「1JZ-GE」エンジンの走りは街乗りよりも長距離向けです。

信号の多い街中では発進時にアクセルを結構踏み込んでいる感じがします。

その代わりに峠や高速道路ではストレス無く踏めば踏むだけ加速しますね。上りも快適。

アイドリング中は静かで振動も殆ど感じません。

最大出力196ps、最大トルク26kg・Nと

スペック的には最新のクルマには及びませんが、現代においても不満の無い走りをします。
古典的な4ATとクラウン最後の直6エンジン、じっくり楽しみたいですね。

 

燃費は冬場の通勤メインで7.5km/Lくらい。長距離だと13km/Lくらい走ります。

普段の使い方で平均すると約9km/L前後ですね。

10・15モード燃費で9.2km/Lと表記されているので、結構優秀な方だと思います。

まあ、ハイオク仕様+フルタイム四駆なのでガソリン代は掛かります。

おまけに距離を走るので、仕方ないですね。

 

一目でクラウン純正と分かるデザインのアルミホイールが気に行ってます。

この車格でもホイールサイズが15インチなのも時代ですね。今や軽でも15インチが標準だったりします。

ロイヤルエクストラの場合アルミホイールは+7.6万円のオプション品だったそうです。

エクストラ標準の鉄ホイール+ホイールキャップも入手しているので、夏に履かせる予定です。

タイヤサイズは195/65R15もしくは205/65R15。その点は経済的です。

このクルマで初めてバーストを体験しました。事故にならなかったのが幸いです。

 

電子制御フルタイム4WDは通常F30:R70の出力配分で駆動しているとのことです。

前記のハンドルの切れ角もそうですが、雪道での滑り方リアが先に出る感覚などFRに近い走りをします。

ですが、常時四輪駆動なのでアイスバーンでの安定性、深雪での走破性は素晴らしいです。

雪質にもよりますが、積もりたての雪なら30cm以上積もっていても普通に走れます。

春先のベタベタの湿った雪でも20cm程度の深さであれば走破出来ました。

古い四駆にありがちな舗装路でハンドルを切ると起こる抵抗感も無く、FRに乗ってる感覚の4WDですね。

雪国で乗るなら絶対「four」の付くモデルがオススメです。

 

スモークフィルムも施工してもらい、シャープな後ろ姿になりました。

寒冷地仕様なので標準でリアフォグランプも付いています。

無理に若返りなどを図らなくても、一目でクラウンと分かる姿こそが魅力と思います。

日本の風景に溶け込む、トラディショナルなセダンであって欲しいですね。

 

これも気に入っている点の一つ。

汚さないように運転席にはシートカバーのための市販シートカバーを被せてます。

シートカバーとは一体・・・

 

このクルマに乗ってから年配者から声を掛けられるようになりました。

「これが本当のクラウンだ」とお褒めの言葉を頂きました。

やっぱりフェンダーミラーなのが効いているようです。笑

 

ここ1年で発生したメンテナンスは

・4000~5000km毎のオイル交換

・直進性に問題発生、サイドスリップ調整(約3千円)

・リアデフオイル漏れ、オイルシール交換(約2万円)

・ブレーキランプ、スモール灯の球切れ交換(数百円)

・パンクにより、スタッドレスタイヤ4本新調(MICHELIN X-ICE SNOW)

・心配なので、バッテリー交換(Panasonic CAOS)

・気分により、随時ガソリン添加剤投入

消耗品は別としても18年前のクルマですので、ぼちぼちお金は掛かってきそうです。

来年は車検がありますし、タイミングベルトの交換時期でもあります。

まあ、外車から見れば全然かわいいものだと思って乗っていきます。

 

手元にやってきてちょうど1年が経ったのでレビューを書いてみました。

まだまだ見かける17系クラウンはこんな感じのクルマです。

次の18系になると一気に近代化して現代にも通ずるカタチになりますが、

17系は14系からのキープコンセプトで古典的クラウンの最終型といった感じがします。

 

見かけるグレードは意外にも定番の「ロイヤルサルーン」よりも「ロイヤルエクストラ」の方が多いように感じます。

4WDで選ぶとなるとその2択になるため、手頃なエクストラを選ぶ人が多かったのでしょうか。

2WDしかないマイルドハイブリッドや「ロイヤルサルーンG」、「ロイヤルサルーンプレミアム」は先ず見かけません。

後に主力となる「アスリート」系も少数派ですね。(エステートワゴンは例外)

 

まさか自分が古くてもクラウンに乗るなんて思ってもいませんでしたが、衝動買いに近い買い物でした。

マークIIクラスなら乗りたいなとは思っていましたが、クラウンはまだ早すぎるかと。

実際に乗ってみると堂々としたサイズで乗っていても安心感が違いますし、

上質なインテリア、落ち着いたデザインと満足度の高いクルマです。

 


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