サンヨーおしゃれなテレコU4-W61です。
1987年発売?比較的後期のU4シリーズです。
タイマーにオートリバース、スピーカーネットで大きくアピールされていますね。
若干日焼けした白いボディは製造されてからの年月を物語ってます。。。
カセットデッキはガチャメカ式かつ、ノーマルテープ専用です。NRも非搭載。
プラメッキが剥げてきています。
Bデッキにはオートリバースが付きます。U4のダックスマークは小さめですね。
電源ランプ兼走行方向を示すランプは後の「PH-WCD3」にも受け継がれています。
中央にデジタルタイマーが付きます。電源は単三電池で動作します。
TAPE A/TAPE Bの表記など80年代らしさを感じますね。バブカセとは違う雰囲気。
そしてタイマー操作部。残念ながら一切操作出来ません。
V/Uチューナー搭載のためチューニングスケールが賑やかですね。
ファンクション切り替えなどはレバー式で、この頃のラジカセに多いように思います。
わざわざ「CD/ライン」となっている。
CDラジカセも出てきた頃、普通のラジカセもデジタル対応していかなければ!
そして90年代後半のCDラジカセだとMD/ラインになったりw
外部入力の名称一つでもその時代が分かりますね。
ボリュームは結構な音量までオートラウドネスが効くようです。
SANYOロゴは最終のものになっています。
先代の「U4-W60」では旧ロゴですので、新ロゴになりたての頃でしょうか。
1986年12月にロゴ変更されているため、本機の発売は86年12月~87年と予想します。
Yes,SANYO!
端子はCD/ラインとヘッドホンビートキャンセルもありますね。
おしゃれなテレコ系統のラジカセはDC電源でACアダプターを用いるものが多いですが、本機はAC100Vなので便利です。
裏側。正式な型番はU4-W61U(W)となってます。(W)は白色を表しているのでしょう。
FMアンテナ端子も備えます。日本製。
やっぱりこの佇まいが目覚ましく変化していくラジカセの時代を映しています。
このメッキで縁取りされたスピーカー、ネットにアピールしたい機能をデカデカと表記している、ファッションテレコ~バブカセの間に挟まれた過渡期のデザイン。
音質は低音寄りですが、ラジオを聞き流したりテープを聞いていると心地よいサウンドに思います。
フルレンジ1発でもショボく感じさせない、U4シリーズの熟成を感じる落ち着いた音ですね。
この後すぐに重低音を売りにした「ZooSECNE」シリーズへメインストリームが移行するなんて思えません。
ラジカセを集め出して早数年、この世代とは縁がなかったのですが、80's感あふれるデザインで音質もなかなかで気に入ってます。
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SANYO U4-W61
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