最近「コロナ」という言葉を聞かない日は無いですね。
トヨタコロナの永遠のライバル、日産ブルーバードのトミカを紹介します。
歴代でもヒット作として知られる1967年に登場した3代目、510型ブルーバードです。
ブルーバードバン(ヨコハマタイヤ仕様)とブルーバードエステートワゴン。
トミカ・リミテッド・ヴィンテージのシリーズです。もうね。これは予約して買いました。
あのヨコハマタイヤ仕様でミニカーを出してくれるなんて、素晴らしい!
エステートは2,000円しなかったと思いますが、バンは2,500円程しました。実際ならエステートの方が高いですよね。
実際にこのような営業車が存在していたのかは不明ですが、実車なら存在感ありそう。
リアにも「ヨコハマタイヤ」の印刷。
見えにくいですが、左下に最大積載量500kgのステッカーと思われる印刷があります。
現在のライトバンでは500kg積は無いでしょう。(現行ADバンでは最大400kg)
ライトバンでも豪華な顔つき。
その昔はコマーシャルバンとも呼ばれていたそうです。
まだ自動車が珍しかった時代の言葉でしょう。クルマは走る看板でもあります。
ラジアル時代をリードするヨコハマタイヤ。
このキャッチコピーが好きです。
当時の自動車は今よりもずっと細いバイアスタイヤで砂利道や峠を走り抜けていたのでしょう。
このヨコハマタイヤくんの顔はそういう当時のタイヤ事情を物語っているかのようです。
続いて、エステートワゴン。
塗装の質が良い。深みのあるパールの入ったグリーンです。
普段のお仕事に、休日はレジャーに大いに活躍するエステートでございます。
三角窓を廃止したクリーンなデザインが510型の特徴。
バンとは違う上級感を出すためホワイトリボンタイヤを採用しています。
見えにくいですがフェンダーに「Bluebied」の印刷があります。バンも同様。
リアもオーナーカーとしての所有欲を満たすデザイン。
バンと並べてみると結構な違いがあります。
同じように見えて結構違うバンとエステート。
シートカラーだけではなく、内装も作り分けられています。
バンはベンチシートに対し、エステートは乗用車らしくセパレートシートを採用しています。
よってシフトの位置もコラムシフトのバンに対しエステートはフロアシフトになってます。
バンパーの形状も異なります。
荷室窓の保護バーは最近までありましたね。4ナンバーの証。
近年のクルマでは100系カローラバンとか。同ハイエースバンとか。
50周年記念トミカの2ドアハードトップSSSと。
「心に残る男のクルマ」それが510ブルーバードなのです。
とても50年以上前のクルマとは思えない、名車です。
ヤングからファミリー、仕事の相棒として、幅広い層にブルーバードは受け入れられたのでしょう。
錆びだらけのヨコハマタイヤの看板やドライブインの廃墟を見ると、ブルーバードも同じ運命なんだなと思ってしまいます。
悲しいですが、コロナもブルーバードももうありません。ギャランやカペラも・・・
豊かになるにつれ使命を終えてしまったと言えるかは難しいですが、どれも日本の成長を支えた名車です。